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理事長ご挨拶

 

     地方独立行政法人山口県立病院機構

     理事長  岡 紳爾

 
 

 山口県立病院機構理事長を務めております岡紳爾(おかしんじ)でございます。
 よろしくお願い申し上げます。

 地方独立行政法人山口県立病院機構(Yamaguchi Prefectural Hospital Organization)は、2つの県立病院である山口県立総合医療センター(504床)と山口県立こころの医療センター(180床)を管理運営するために平成23年(2011)に設立されたもので、今年度で10周年を迎えることになりました。
 これも地域の皆様方のご支援の賜物であると感謝しております。

 両県立病院は、高度専門医療を提供するとともに、他の医療機関では担えない医療を提供するという役割がありますが、この10年間での医療分野におけるAIやロボット技術の進歩など、医療を取り巻く環境が大きく変わる中において、新たな取組を行っております。

 まず、県立総合医療センターでは、高度急性期・専門医療を担う県の基幹病院として、最先端の放射線治療やカテーテル・内視鏡治療、遺伝子医療などに対応するとともに、ロボット導入による人工関節治療など新しい分野にも積極的に取り組んでおります。

 また、県立こころの医療センターでは、県内唯一の公的精神科病院として、精神科における救急医療、児童・思春期精神科専門医療の充実、高次脳機能障害支援センターや認知症疾患医療センターの設置、さらには災害拠点精神科病院の指定を受け、災害時対応の強化も図っているところです。
 
 こうした中、特に注目されたのが県立病院として使命の一つである感染症対策、とりわけ新型コロナ感染症への対応についてであり、県民の命と健康を守るため両病院を挙げて全力で取り組んだところです。
 県立総合医療センターは、県内唯一の第一種感染症指定医療機関であり、重症患者や他院での受け入れが困難な感染症患者を受け入れ、また、こころの医療センターにおいても、重い精神症状のあるコロナ患者を受け入れてまいりました。まさに、「感染症における県内最後の砦」として県内では高い評価を受けております。

 このように本県のあらゆる分野において、その役割が注目されているところですが、県立総合医療センターでは竣工以来38年が経過し老朽化が進んでいることから、更なる機能強化に向けた検討が始まっているところです。
 また、働き方改革にあわせて、新しい時代に向けての医療人材の育成にも鋭意取り組んでおります。

 今後は、将来を見据えた高度専門医療や、感染症対策を含め県立病院として求められる機能などをさらに強化することにより、山口県の医療をリードし、県民に選ばれる病院を目指していきたいと考えております。

 これからも、関係各位と県民の皆様の御協力と御支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和312月   
山口県立病院機構
理事長 岡 紳爾
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

 

 

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